中小企業診断士 二次試験 事例Ⅱ どんな解答で何点取れましたか?
本記事の内容
- 令和4年度の再現答案をご紹介
- 結果は55点でした。
中小企業企業診断士の二次試験、正解が公表されないので対策難しいですよね。。このレベルの解答だと合格ラインに一歩届かずとなります。
事例企業の概要
<企業概要>
- 事業内容 :食肉と食肉加工品の製造販売を行う事業者
- 資本金 :3,000万円
- 従業員数 :45名(パート従業員21名含む)
- 売上額 :9億円
<主な悩み>
- 新型コロナの影響による売上減少
- 売上が他社の動向に左右される
- 最終消費者と直接結びつく事業領域を強化したい
再現答案
第1問(配点30点)
<問題>
B社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から150字以内で述べよ。
<解答>
卸売事業の顧客は、地域の百貨店、スーパー、ホテル、旅館、飲食店。感染症の影響で売上減。全国チェーンのスーパーとは取引無し。直営小売事業の顧客は最終消費者。競合は大手食肉卸売業者。スーパーのシェアを奪いオンラインにも参入。B社は高い技術力を持ち様々な消費機会に対応可。売上が他社動向に左右される点が弱み。(148字)
第2問(配点20点)
<問題>
B社は、X県から「地元事業者と協業し、第一次産業を活性化させ、県の社会経済活動の促進に力を貸してほしい」という依頼を受け、B社の製造加工技術力を生かして新たな商品開発を行うことにした。商品コンセプトと販路を明確にして、100字以内で助言せよ。
<解答>
「X県の新たな名産品」を商品コンセプトに、B社の製造加工技術力とX県の山の幸、海の幸を組み合わせた商品開発を行い、全国チェーンのスーパー、高速道路の土産物店、道の駅で販売を行う。 (88字)
第3問(配点20点)
<問題>
アフターコロナを見据えて、B社は直営の食肉小売店の販売力強化を図りたいと考えている。どのような施策を取ればよいか、顧客ターゲットと品揃えの観点から100字以内で助言せよ。
<解答>
現役世代の家族をターゲットに、個数のバラエティを増やし、途中工程まで調理済みの商品などの品揃を増やす。それにより多様な家族形態、忙しい主婦のニーズに応え販売拡大を図る。 (84字)
第4問(配点30点)
<問題>
B社はどのようなオンライン販売事業者と協業すべきか、また、この際、協業が長期的に成功するためにB社はどのような提案を行うべきか、150字以内で助言せよ。
<解答>
ネットスーパーなどのオンライン販売事業者と協業すべきである。この際、B社の製品を使った献立や盛り付け例を掲載し、「献立の考案」、「盛り付け、配膳を簡便化したい」というニーズに応えること、顧客の声を収集し定期的改善を行える仕組みを取り入れることを提案すべきである。 (131字)
結果
55点
こんな内容ではちょっと合格ラインには届きませんよね。。