中小企業診断士 二次試験 事例Ⅰ どんな解答で何点取れましたか?
本記事の内容
- 令和4年度の再現答案をご紹介
- 結果は67点でした。
中小企業企業診断士の二次試験、正解が公表されないので対策難しいですよね。。一応、こんな解答で合格ラインは超えるようです。
事例企業の概要
<企業概要>
- 事業内容 :野菜、果物を栽培販売する農業法人
- 資本金 :1,000万円
- 従業員数 :40名(パート従業員10名含む)
<主な悩み>
- 人手不足
- 現経営者の高齢化
- 新品種開発
再現答案
第1問(配点20点)
<問題>
A社が株式会社(法人化)する以前において、同社の強みと弱みを100字以内で分析せよ。
<解答>
強みは、①農業経験豊富な従業員を持ち、有機JAS、JGAP認証を受けた生産力の高さ。②百貨店に販路を持ち、人気洋菓子を持つ。弱みは、①組織が構造化されておらず従業員の役割分担が明確でない。②従業員の定着が悪く人手不足である。 (92字)
第2問(配点20点)
<問題>
A社が新規就業者を獲得し定着させるために必要な施策について、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
<解答>
施策は、①農業大学校で就職説明会を開催するとともにインターンシップを受け入れる。②新規就農者と地域農業関係者の懇親会を開く。それにより、新規就農者の獲得、雇用のミスマッチ解消、溶け込み易い環境を作る。 (100字)
第3問(配点20点)
<問題>
A社は大手中食業社とどのような取引関係を築いていくべきか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
<解答>
蓄積した対応能力、IT化による更なる情報共有で生産性をあげる。それにより削減した工数で新品種の生産に取り組む。トップラインを上げることで相対的に大手中食業社への依存度を下げる。 (88字)
第4問(配点40点)
設問1
<問題>
A社は今後の事業展開にあたり、どのような組織構造を構築すべきか、中小企業診断士として50字以内で助言せよ。
<解答>
機能性組織を構築すべきである。それにより各従業員の役割を明確にすると共に役割に専任できる様にする。 (49字)
設問2
<問題>
現経営者は、今後5年程度の期間で、後継者を中心とした組織体制にすることを検討している。その際、どのように権限移譲や人員配置を行なっていくべきか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
<解答>
第1に直営店の業務について権限移譲する。その他の事業については、現経営者、常務のOJTの元、取引先、従業員の理解を得ながら段階的に権限移譲する。各事業のキーマンを新経営者の元に人員配置する。 (95字)
結果
67点
こんな内容で合格ラインは超えるようです